Amazon.co.jp レビュー :
夏に放送しないとこも・・

/ 2006-12-12
ふんだんに盛り込まれている風景描写やセミの鳴く声が夏っぽさを色濃く出していて
夏のお昼に小説を読んでる様な気分になれる。
雰囲気が伝わってきてとても良いアニメです。
う?ん、さすが!!

/ 2007-03-09
大人のように孤独をまとえればとひとりは思った。子供のように泣きじゃくることができればとひとりは思った。そんなふたりの女性が不思議な石の力でその思いを遂げることができたとき・・・。そんな物語。その交わりの中心に大人らしさというズルさを学んだひとりの男性がいて・・・。
「よみがえる空」の製作会社・スタッフがシフトして作った作品だけに、落ちついた堅実な作りでからだちゃんと椒子さんの繊細な心の動きを追っていく。網野姉弟が実にいい位置で、タテマエに逃げ込むふたりと尋を部外者の立場から、時にサポートしつつ時にかき回す。キャラ配置が絶妙なんだね。そこに小林七郎氏の背景画がこれまたよくあってるんだ。このごろのデジタル化した彩色でパステル調の小林氏の画は違和感を感じることもあってちょっとさびしかったんだけど、この作品の静かなトーンはピッタリ。でもボク的には伊藤郁子氏のウデに相変わらず感服したしだいだよ。佐藤順一氏とのタッグで有名な伊藤氏で「魔法使いTai」「プリンセス・チュチュ」なんかは大好きなんだけど、どちらかといえばデフォルメのきついファンシーなキャラデの印象が強かった。でもこの作品のキャラデは椒子さんの斜に構えた色っぽさや徹充くんのほんのりのぞく男くささみたいな生々しさが見事に描かれている。千羽由利子氏なんかもそうだけどお気になアニメーターさんの進歩を見せつけられると、おたく心をくすぐられてゾクゾクするほどうれしいね。
こういう趣のある作品は、若いお父さんお母さんが子供が起きる前の日曜の早朝。コーヒーでもいれながら、今日の予定でも話してるうしろについてるTVにながれてる。そんなシチュエーションで見てほしい。アニメのターゲットが狭くなってるっていうけど一般に訴える作品はあるんだよ、それを広める環境がない。問題はそこでしょ。
緩やかなハーモニーって感じ

/ 2007-01-11
何たが雰囲気は"うた○た"に似てる、同じくひと夏の不思議な物語のせいかな?
セリフは少なくても、キャラたちの思いはちゃんと視聴者に伝われる。流れはと
もかく、BGMもきれい。全体的バランスがいい作品である。2006年の第四
クールにとって一番上出来な作品と言っても過言ではない。
愛すべき良作。──今を生きる少年少女へ

/ 2006-12-23
「あさっての方向」とは「見当違いの向き」といった意味ですが、風変わりな題名の訳を考えてみるに、負い目
を感じて生きてきた五百川からだの先走る気持の喩えとして「あさっての方向。」と付けられたのかと思います。
その内面を思いやるに切ない物語ですが何がそうさせた誰が悪いとは言い難い。感受性豊かな少女は子供心に自
分の存在が周囲に悪循環を生むと思いこむ。尋兄(ひろにい)に迷惑をかけたくなくて早く大人になりたいと願
い石に願った。からだは大人になり椒子は子供に返る。けれどそれで気持が変わるでも何が変わるでもなく、第
三者の目に尤もな風貌に映るというだけ。からだの願いはそれこそあさっての方向を向いています。大人になる
ことの意味が取り違えられている。願い石は何故彼女の願いを叶え外見だけを大人にしたのでしょう。これはひ
と夏の幻想で大人になることの意味を問うた寓話です。周囲に気を使い誰にも迷惑をかけまい、自分のことは自
分でしようと必死のからだには実は周りが見えていない。自分に向けられる感情の機微を知らず自分という存在
の意味も分かろうとしない。大人になったからだは自分に向けられる他者の思いを第三の立場から見つめること
になります。寄る辺ない境遇故に自分への優しさは同情や責任から与えられるという抵抗があった。からだはか
らだという少女の境遇の外に立つことで、負い目を解かれ他人の他意のない真心に触れられる。幼いからだを想
い続ける網野君の本心にも漸く気付け、その気持に初めて素直になれます。同じことが椒子にも言えます。から
だの気持に触れ、妹を見つめる尋の視線の傍らで兄妹を見つめ、かつて彼が去ったのは自分の所為ではなく尋に
は選択の余地などなかったと知る。だから今一度心を開ける。ひと夏の幻想のいざないは一見あさっての方向を
指すようでその実確かな標を示している。物語の奥には「自分を大切に」そんな願いがある気がします。
これは気に入りました

/ 2006-12-22
某女スパイアクションの録画ついでに見ていたつもりが、後半はこちらが
本命になるほど。
その完成度の高さに感心しました。
正直、絵は好みじゃないし、第一話だけだと、どんな展開になるのか
予測できず、「面白くなるの??」という意地の悪い見方をしてました。
特に最終話はOP、EDも微妙に変え、キビキビとうまくまとめあげてます。
(ちょっと早足だったとも言えますが)
残念だったのはせっかく良くできた「ひと夏の物語」なのに、放送時期が
秋?冬だったこと。
あとアナログ地上波だと完成度の高いオープニングが構図的にちょっと
苦しい(オリジナルは16:9)点。
BSハイビジョン版を見れなかった方はぜひDVDで堪能してください。
私は来年の初夏に一気に見直したいと思ってます。
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